KDDIは大学スポーツ協会(UNIVAS)と提携し、競技データや身体データを活用した大学生アスリートの育成と、大学スポーツのファンの拡大を支援すると発表した(ニュースリリース)。UNIVASが2019年8月21日に開催した報道関係者向けの発表会では、同社の他にマイナビやMS&ADインシュアランスグループホールディングスなどの4社とパートナーシップを締結したことを報告した(図1)。

図1 発表会でパートナーシップ締結について祝辞を述べたスポーツ庁長官の鈴木大地氏
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 UNIVASは大学スポーツの振興とスポーツ人材の育成を目的に掲げる一般社団法人。2019年3月に設立された。大学や競技の垣根を越えて、学生スポーツのコンテンツとしての価値向上や、選手や観客のデータベースの構築、選手の競技環境の向上、組織改革などに取り組む。設立から半年が経過した2019年8月の時点で、200校以上の大学と30以上の競技団体が加盟する。

 同協会は今回パートナーシップを締結した4社について「従来のような広告を出すだけのスポンサーではなく、一緒に事業を展開するパートナー」(UNIVAS専務理事の池田敦司氏)と位置づける。例えば、同協会はKDDIが出資する運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTSBULL」とオフィシャルメディアアライアンスを結び、2019年6月10日より競技大会の動画配信を開始している。同年8月21日時点ですでに6競技72試合を配信したとする(図2)。

図2 KDDIが出資する運動通信社が運営するSPORTS BULLなどで大学スポーツの映像を配信する
(出所:同社の発表スライド)
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 KDDIをはじめとしたパートナーとなる企業側も、新しい事業創造の機会と捉えている。「現状の大学スポーツの広告価値は高くない。当社が持つ技術やノウハウを利用して市場全体を盛り上げることが、ゆくゆくは当社の利益につながる」(KDDI ライフデザイン事業企画本部 ビジネス統括部 部長の繁田光平氏)と見ている。

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