重要データがある「ユーザー」フォルダー

 「ユーザー」フォルダーには、Internet ExplorerやEdgeといったWebブラウザーのお気に入り、メールデータ、ドキュメント、デスクトップ画面に展開しているファイル、アプリの個人設定など、ほぼ全てのユーザーデータが格納されている。このフォルダーは一時的に外付けHDDかUSBメモリーに退避して、新しいPCに移せばよい。

 「ユーザー」フォルダーの名前は、利用者によって異なる。Windowsがインストールされているドライブの一番上の階層(例えばC:の真下)にある「ユーザー」フォルダーの中に、Windowsでサインインしているユーザーと同じ名前のフォルダーがある。ユーザーデータはここに保存されている。そのフォルダー群を、Windows 10でサインインしているユーザー名と同じ名前のフォルダーにコピーすればよい。

 なお「ユーザー」フォルダーの中にある「OneDrive」フォルダーは、クラウドストレージのOneDriveを介してデータを同期できるためコピーは不要だ。

「ユーザー」フォルダーはユーザーごとに分かれており、そこに各ユーザーのデータが保存されている
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他のPCにデータを移行する場合、「Program Data」フォルダーと「ユーザー」フォルダーを外付けHDDやUSBメモリーなどに退避させる
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 コピー中にシステムやログといったファイルでエラーが表示されるが、新しいPCへの移行には不要なものなので、「スキップ」を選んで構わない。

コピー中にシステムやログといったファイルでエラーが表示されるが、新しいPCへの移行には不要なものなのでスキップして構わない
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 今回紹介したエクスプローラーを使ったデータ移行は、フォルダーの構造を理解できるという点で意味はあるが、次回に紹介する「バックアップと復元」機能を使うほうが移行が簡単かつ間違えにくい。「バックアップと復元」を使いつつ、それで移せないデータに関してだけエクスプローラーで移す形にするのが現実的だ。

田代 祥吾(たしろ しょうご)
PC周辺機器メーカーから日経WinPC編集部を経て、現在はフリーランスライターとして活動。日経PC21や日経パソコンなどで記事を執筆している。得意ジャンルはパソコンやスマートフォン、自動車、アキバ系サブカルチャーなど。