「副業を始めたばかりの頃、土日をフルに使って副業をしてしまい、1カ月で生活が破綻した」。GMOブライツコンサルティングの加藤恭久IPソリューション部シニアコンサルタントは、苦笑交じりに振り返る。同氏は副業で、ストレッチを施術するリラクセーションサロンのスタッフとして働いている。

GMOブライツコンサルティングの加藤恭久IPソリューション部シニアコンサルタント。リラクセーションサロンのスタッフを副業としている
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 加藤シニアコンサルタントの副業ライフが破綻したのは、疲労で本業に影響が出てしまったからだ。その後、副業先と交渉して、日数を減らしてもらった。現在は本業のノー残業デーである金曜日の就業時間後の3時間と、土曜日夜の5時間だけ副業をする生活スタイルにした。日曜日は完全オフだ。

 週8時間の副業は1カ月間の合計では32時間になるが「本業と無関係の副業だからか、使う脳と筋肉が違うと感じる。今のペースだと本業に影響するような疲れはたまらない。むしろ、休日にスポーツをして、リフレッシュをするような感覚だ」(加藤シニアコンサルタント)と言う。

副業失敗理由のトップは時間管理ミス

 時間管理は副業をするうえで欠かせないポイントとなる。時間管理をうまくできず、副業で過重労働に陥るというのは、最もありがちな失敗パターンなのだ。これはITエンジニアに限らない。

 パーソル総合研究所が2019年2月に公表した「副業の実態・意識調査」では、副業者1082人に副業のデメリットを尋ねている。トップは「過重労働となり、体調を崩した」、2位は「過重労働となり、本業に支障を来した」と上位2つが時間管理にかかわる問題だった。

副業中の人に聞いた「副業で生じたデメリット」(n=1082)
(出所:パーソル総合研究所「副業の実態・意識調査」)
順位副業で生じたデメリットあてはまる割合
1位過重労働となり、体調を崩した13.5%
2位過重労働となり、本業に支障を来した13.0%
3位本業をおろそかにするようになった11.3%
4位競業により本業に不利益を出してしまった8.2%
5位本業の情報を持ち出してしまった7.9%
6位本業の企業のイメージダウンになるような問題を起こしてしまった6.9%
-あてはまるものはない75.2%

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