スマホアプリの中でも最も日常的に使うものが対話アプリだろう。最大手のLINEが次に仕掛けるのは銀行業だ。畑違いのようにも見えるが、出沢剛社長は対話アプリと「地続きになったサービス開発の一環」と断言する。スマホの次の世界を見据え、音声スピーカーなど新たな分野の事業に挑む。

LINEの出沢剛社長
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 私たちは常にサービスを作り続けて、新しいサービスを出し続けてきました。失敗もそれなりにしました。でも打率10割のバッターはいません。インターネットの世界は特にそうです。

 だから1割バッターでも、まあいいんじゃないのと考える。でもその1割が当たると、めちゃくちゃ広がりが大きい。こういうルールのゲームをしているという認識でいます。重要なのは常にバッターボックスに立つことです。バントや死球でとりあえず塁に出ようではなく、三振してもいいからホームランスイングをしようと考えるのがLINEという会社だと思いますね。

 (音声で家電などを操作する技術「Clova」に取り組むのは)スマホの次に訪れるインターフェースが何なのか、真剣に考えているからです。ガラケーやパソコンの時代が終わってスマホの時代が来たように、スマホの時代もいずれは終わるだろうとみています。