同じく新たな事業領域に挑んでいるのがフリマアプリ最大手のメルカリだ。同社は19年2月、スマートフォンを使った決済サービス「メルペイ」を始めた。スマホ決済サービスが乱立するなか、後発のメルカリに勝算はあるのか。小泉文明社長は国内1200万人の利用者を誇るフリマアプリとの好循環を生み出すことで、競争を勝ち抜く考えだ。

メルカリの小泉文明社長
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 (メルカリの強みは)ユーザーフレンドリーとユーザーファーストを徹底していることですね。フリマアプリ「メルカリ」もそうですが、お客様に使ってもらえるサービスにすることを何より大事にしています。

 メルカリを使って売上金がアカウントにたまったら、今までは銀行口座から現金を引き出して使うケースがほとんどでした。スマホ決済サービスを提供することで、お客様の利便性が高まります。決済の履歴データについても、様々な便利なサービスに生かせるでしょう。

 (ユーザーフレンドリーの具体策は)メルカリのユーザーさんなら特別なことを考えなくても使い始められる点です。

 例えば決済用のアプリを新たにインストールする必要はありません。メルカリのアプリの中から、3タップくらいの操作でID登録などの作業が終わります。タップしたり入力したりする数が多いほど利用者は脱落します。使いやすさをはじめとするプロダクトの作り込みの部分が、強みであり差異化のポイントだと思っています。