最新ニュースをネットでチェックし、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と対話アプリで友達の輪を広げ、スマートフォンでゲームに興じる。平成の時代、インターネットは私たちの生活を一変させた。この10連休、日本のネット業界をけん引してきた大手6社のトップの発言を読み返して、来る令和の時代のネットに思いを巡らせてみてはいかがだろうか。

 最初に紹介するのは楽天の三木谷 浩史会長兼社長だ。連結売上高が1兆円を超え、2019年10月には携帯電話事業に参入する。先行する3社に対抗できるのか懐疑的な見方があるなか、三木谷氏はテクノロジーの力で既存の携帯電話業界をディスラプト(創造的破壊)すると意気込む。

楽天の三木谷 浩史会長兼社長
(写真:村田 和聡、以下同)
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 (見方が)変わってきています。楽天は仮想化技術を使ったソフトウエアによる通信ネットワークを目指しています。あらゆるネットワーク技術者が夢に思っていた姿。アポロ計画のようなものを実現しようとしています。

 IT業界でクラウドが登場した頃に匹敵する衝撃が、いま通信業界に走り始めています。完全に仮想化した通信ネットワークは、クラウドが出現してサービスの本質が変わった以上にインパクトがでかい。

 我々はネットを中心に事業を展開してきて、既存の通信会社とは生業が違います。今までの通信会社はどこかのベンダーにネットワークの構築を一括で委託する傾向が強かったと思います。我々の発想は違います。