ベストのディスプレー数は「4台」

 ディスプレーの数は試行錯誤を繰り返した。最終的に落ち着いたのが1人当たり4台である。「R&Dルームを造った当初は2台だったが、検証しているうちにそれでも足りないと気付いた」(渡辺グループ長)。重要なのは、作業に必要な全てのウインドウを開きっぱなしにできるディスプレー数である。ソフトウエアテストでは、それが4台だった。

机に設置された4台のディスプレー。ディスプレーは位置や角度を調整できる
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 メインは中央下側のディスプレー。ここにテスト対象のシステムの画面を表示する。中央上側にあるディスプレーには、テストで確認する事項を記した「テストケース」を表示。一般にテストケースは横に長い表となる。これを見やすくするために、一般的なディスプレーとは縦横比が異なる、横長の液晶を搭載した製品を採用した。

 右側には、縦置きしたディスプレーを設置している。これには、チャットツール「Microsoft Teams」のウインドウを常に表示する。「チャット専用のディスプレーを設置したら、連絡の見落としが大幅に減った」(渡辺グループ長)という。さらに縦長に表示することで、チャットのログを見やすくしている。

 左側に置いたディスプレーは、他のディスプレーよりも汎用的な使い方をする。テスト設計書やタスクの完了状況を可視化するツールなど、仕事の状況に応じて必要なウインドウを表示する。

SHIFTのエンジニアがR&Dルームで仕事をしているイメージ
(出所:SHIFT)
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 渡辺グループ長は「作業に必要なウインドウ全てが常に表示されると生産性が高まる、という結果を得られた。ウインドウの切り替えで集中力を途切れさせずに済むからだろう。加えて、チャットでの連絡に気付かず、重要な変更を見落としたまま作業を進めてしまうミスも減った」と説明する。