PC作業する環境は、エンジニアの集中力や生産性を左右する重要なポイントだ。では、どんな環境なら集中力や生産性を高められるのか。これを実際に仮説検証したIT企業がSHIFTである。10連休で自宅のPC作業環境を見直すうえでも参考になるはずだ。

 集中力を高め、生産性を1.5倍にしたというPC作業環境の名前は「R&Dルーム」。同社でソフトウエアテストを担当するエンジニアが利用する部屋だ。1項目ごとに黙々と作業を進めるソフトウエアテストで、最高に集中して没頭できる環境を目指した。机、ディスプレーの数、椅子、照明、音、そして香りといった要素が集中力を左右させると仮説を立て、各要素で試行錯誤をしながら部屋を造ったという。

集中して作業に没頭し、生産性を高める部屋「R&Dルーム」の全景
(出所:SHIFT)
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 集中力を高める部屋の企画や効果検証を担当した、SHIFTの渡辺康彦社長室兼R&Dグループグループ長は「R&Dルームで働くエンジニアは、そうでない部屋で働くエンジニアよりも1.5倍の生産性を発揮している」と話す。

 部屋に入ると、パーティションで区切られた机が並ぶ。左右だけでなく、上部にも仕切りのための板があるのが特徴だ。余計な情報が視界に入らず、ディスプレーと向き合える。机が暗くなり過ぎないようにするため、上部には電球色の間接照明が付いている。

机は左右と上部を板で囲っている
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 渡辺グループ長は「周りが囲われたほうが集中できるという仮説で、自社オリジナルの机を作った。これは仮説通りの結果を得られた。囲いのある机のほうが生産性が高まった」と話す。横から話し掛けられるのを防止する効果もあり、エンジニアが作業に没頭できるという。