上海市内では、地下鉄網の拡張に伴い、副都心開発が盛んだ。上海市内西側、地下鉄3線が通る虹橋路駅近くの製鉄工場跡で「上海融僑中心」の開発が進んでいる。一部着工済みで、2022年内の完成を目指す。設計は三菱地所設計が地元の上海建築設計研究院と組んで進めている。

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完成イメージ。地下3階、地上18階建ての高層棟は最高高さ約92m。商業施設とオフィスの複合施設だ(資料:三菱地所設計)

 再開発の顔となる外壁に赤レンガを用いた工場は、1950年代に建設された。1990年代の工場閉鎖後、2000年代に再開発し、「紅坊(Red Town)」というアートスポットとして運営されていた。一部は上海市が「上海城市雕塑藝術中心」として運営し、広場に複数の現代彫刻を展示していた。

 紅坊運営中に、上海市は旧工場を保存対象として指定した。その後、新たな事業主が複合施設として開発を計画。旧工場1棟を残し、紅坊の周辺に立ち並んでいた小規模な建物などを解体し、旧工場敷地を含む4万7970.5m2の一体開発を進めている。

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既存建物などを解体し、高層棟の工事準備が進んでいる。杭は着工済み(写真:日経アーキテクチュア)
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左が旧工場、右側が高層棟の建つエリア(写真:日経アーキテクチュア)

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