デジタル化と圧倒的な集客力で、中国全土の公共施設計画に影響を与えているのが広州図書館だ。2013年に開館。来館者は年々増え続け、18年は初年度の2倍以上、年間約839万人が訪れた。

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広州図書館1階のメインエントランス前でお気に入りの席を確保しようと列をつくる利用者。近隣には広東省博物館(設計:許李厳建築師)や広州大劇院(設計:ザハ・ハディド、北京市建築設計研究院)など特徴ある外観の公共施設が集まる広州市の新副都心に立つ(写真:広州図書館)

 設計は、日建設計と広州市設計院。本を積み重ねたファサードデザイン、本を開いたような外形を国際公開コンペで提案し、選定された。広州図書館の館長を務める方家忠氏は「広州図書館は、図書館建築として中国で最も有名だ。特徴のあるファサードデザインもよく知られており、モチーフ化されて誰もが広州図書館として認識するほどだ」と話す。

 サービスの多くは自動化している。利用者登録や貸し出し、返却などの他、書籍をRFID(非接触電子タグ)で管理し、所蔵階まで自動搬送するシステムも導入している。19年4月時点で550万冊を所蔵。分館、倉庫などでの保管も含めると900万冊を管理している。

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セルフサービスの自動返却機械。左は利用者が書籍を返す様子、右は返却された書籍が地下に集まる様子。地下に送られた書籍がRFID(非接触電子タグ)の情報に基づいて分配され、所蔵階に送られる(写真:日経アーキテクチュア)
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左は読者カードをつくるセルフサービス(自助)機。右はオゾンと紫外線で書籍を除菌する機械(写真:日経アーキテクチュア)

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