総人口で世界1位の中国を追い、2024年にはその数を抜くとされるインド。ビジネス機会の広がる有望な国として、日本企業の進出も増え続けてきた。20世紀の経済大国とは異なるポテンシャルを持ち、今後、都市改造の面で最前線となり得る。現地取材を基に最新事情をリポートする。

 中国を追って駆け上がるインド──。

 インドの成長は今後、極めてユニークな道をたどるはずだ。土木・交通などハード面のインフラ整備を上回るスピードで、現在の強みとされるIT・デジタルの領域でインフラの整備が進み始めた。2010年代に入り、国の強力な主導によって日本を上回る進展を見せる。先行する経済大国の明暗に学び、新しい技術も使って近代化や都市化にアプローチできる立場にある。

 総人口13億5400万人(2018年)で世界1位の中国、そして12億1400万人(同)で世界2位のインド。この順位は、2024年に入れ替わるとされる(いずれも国連の中位推計、下図)。そしてインドでは2050年ごろまで、総人口に占める生産年齢層(15〜64歳)の割合が増え続け、経済成長を支える。

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インド、中国、米国、日本の総人口の推移(資料:国際連合「World Population Prospects」、中期推計を利用)

 国土面積は約329万平米キロメートルで(係争地を含む)、日本の約9倍。独立性の高い29州と7つの連邦直轄領から成る。首都は北部の都市、デリー 。首都圏はハリヤナ、ラジャスタン、ウッタルプラデッシュの各州にまたがる。

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ニューデリー、公務員用の宿舎が集まるエリアの街角(写真:日経アーキテクチュア)
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デリー北東部のオールドデリーの様子(写真:日経アーキテクチュア)
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デリーの南西約30キロメートルにある衛星都市のグルガオン。砂漠から急速発展し、都市化が進んでいる(写真:日経アーキテクチュア)
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デリーの南東にある衛星都市のノイダに、Bhutani Group(ブタニグループ)が開発を表明している3棟連結超高層プロジェクト「Alphathum」。空港に模型が展示されていた(写真:日経アーキテクチュア)

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