トヨタ自動車が全面改良を施し、日本で2019年4月10日に発売した中型SUV(多目的スポーツ車)「RAV4」(図1)。5代目となる新型車では、SUVの“ワクドキ”(ワクワクやドキドキ)の復活を目指し、ガソリン車向けの4輪駆動(4WD)ユニットの1つとなる「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を新たに開発した(図2)。

図1 トヨタが全面改良して2019年4月に発売した中型SUV「RAV4」
図1 トヨタが全面改良して2019年4月に発売した中型SUV「RAV4」
左がガソリン車、右がハイブリッド車。今回の全面改良で5代目となる。撮影:日経 xTECH編集部
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図2 ガソリン車向けに新開発した4WDユニット「ダイナミックトルクベクタリングAWD」のシステム概略図
図2 ガソリン車向けに新開発した4WDユニット「ダイナミックトルクベクタリングAWD」のシステム概略図
トヨタの資料を基に日経 xTECH編集部が加筆。

 ダイナミックトルクベクタリングAWDの最大の特徴は2つ。1つは、後輪も左右独立にトルク制御を可能としたこと。左右の後輪と後部の差動歯車装置のリングギアの間に1つずつ合計2つの電子制御カップリング「ITCC」(ジェイテクト製)を配して実現した。もう1つが、2輪駆動(2WD)で走行する場合は、プロペラシャフトと一緒に回転するリングギアを駆動源や車輪から完全に切り離し、リングギアとプロペラシャフトの回転を自動で停止させて燃費の改善につなげられるようにしたことである。

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