ゴールデンウイークやお盆、正月などの大型連休に実家に出向く人は多いと思う。兄弟・姉妹やその家族がタイミングを合わせて集まることもあるだろう。離れて暮らす親族が一堂に会する。それは、万が一のときに互いに助け合う人たちが顔をそろえる絶好の機会という見方もできる。

(撮影:古田 雄介)
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 今回は、帰省時に実家で済ませておきたいデジタル終活がテーマ。要点は以下の3つとなる。

帰省時に実家で済ませておきたいデジタル終活 3箇条
  • その1 通信・通話契約の名義を互いに確認する
  • その2 互いのデジタル資産を伝え合う
  • その3 互いのデジタルスキルを把握する

 せっかくの休みにこんなことを考えるのもつまらないかもしれないが、関係者が集合したタイミングでないと確かめられない情報はある。もし余裕があって、その場の空気も壊しそうになければ話してみようか……。それくらいの感覚で読んでもらえたら幸いだ。

その1 通信・通話契約の名義を互いに確認する

 デジタル資産が遺品になったとき、手間取ることが多いのが通信や通話契約の解除だ。第9回でも触れた通り、契約者が亡くなった際の解除はスムーズにいかないことがある。利用者と契約者が異なっているとさらに複雑な手続きが必要になる。まず確認すべきは次の2点だ。

  • 自分を含めた家族のスマートフォン・携帯電話の名義は誰になっているか
  • 実家のインターネット回線の名義と、相続におけるプロバイダーの方針

 実家に住んでいたころに親の名義で契約した携帯電話やスマートフォンをそのままの名義で使っている人や、夫婦のどちらかの名義で契約した端末を共有して使っている人もいる。自分の家族が該当しなくても、両親や兄弟姉妹が自分と同じ状況とは限らない。ひとまずは、それぞれの契約を確認しておくとよいだろう。