ある男性(九州在住、年齢未確認)から、次のようなメールを受け取ったことがある。

 「息子が急死しました。事件性が無いのは分かっていますが、離れて暮らしていたので生前の人間関係を知りたく、我々家族ともよくやり取りしていたLINEを開きたいと思っています。しかし、息子のスマートフォンにロックがかかっていて開けません。どうか解決策をよろしくお願いいたします」。

故人のLINEを遺族がのぞくのは実はルール違反

 スマホのロック解除や中身を調べる方法は、これまで取り上げた通りいくつかあり、スマホが残された状況に応じて手段の検討はできる。上記のケースでもその部分は具体的なアドバイスとしてまとめたが、LINEを開く方法は「ご協力できません」とお伝えするしかなかった。

 冷たいようだが、仕方がない。本人に成りすましたログインを推奨するわけにはいかないし、遺族としてのアクセスもLINEの規約上許されていないからだ。

(撮影:古田 雄介)
※紹介する事例はプライバシーを保護するために、本筋を損ねない範囲で脚色を加えています。

遺族が承継できないオンライン遺品もある

 遺品を遺族が承継(しょうけい、受け継ぐこと)して形見にするのはよくある話。ただし、なにがしかの契約だと遺族であっても承継できないケースがあり得る。