ITエンジニアなどが書く技術系の同人誌が盛り上がっている。

 例えば、2019年7月に開催される「技術書同人誌博覧会」という即売会は、同年4月23日に参加サークルの募集を開始。翌日の24日には申込数が予定枠に達したとして募集を終了した。同人誌を出したいエンジニアがいかに多いかが分かる。

 こうした技術系同人誌即売会の草分け的存在が「技術書典」だ。これまで6回開催されている。1回目の技術書典は、2016年6月末の土曜日に秋葉原で開催された。

 どんなイベントなのか興味があった私は、その日、会場に出かけていった。着いたのは、午前11時の開場から間もない時間だったと思う。それほど大規模なイベントではなく、事前に派手に告知していたようにも見えなかったので、簡単に入れると思い込んでいた。

 ところが、会場の入り口では整理券を配布して入場を制限していた。来場者があまりに多かったのだ。そのときにもらった整理券だと入場は午後3時からとのこと。その日はあいにく午後から別件の用事があったため、参加は諦めた。技術系同人誌の世界がとんでもないことになっていることを実感した出来事だった。

来場者が多過ぎる問題を解決

 その後、技術書典には何回か参加している。同人誌を売る側ではなく、もっぱら買う側だが。高校生の息子を連れて行ったこともある。

 実はこのときの技術書典では、午前中に一度会場に行き、入場待機列のあまりの長さに入場を諦めていったん帰宅した。午後になって人が少なくなった頃を見計らって、息子を連れて行ったのだ。

 イベント開催側も、こうした多過ぎる来場者の問題を何とかしたいと考えたのだろう。2019年4月14日に開催された第6回の技術書典では、同人誌を買う側の一般参加者にも入場料がかかることになった。

 ただし、混雑が予想される時間帯だけ有料にするというユニークな方式だ。開場の午前11時から午後1時までは、会場の入り口で1000円の入場券を買う必要がある。午後1時以降は入場無料だ。

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