あきんどスシローは2019年5月、声で来店を予約できるシステムを稼働した。音声アシスタントの導入に苦労しつつ、約4カ月で完成させた。客の利便性を高めると、店舗運営も効率化できるとの考えだ。

[画像のクリックで拡大表示]

 「OKグーグル、スシローつないで」。客がスマートフォンに話しかけるとスマホのAI(人工知能)アシスタント「Googleアシスタント」が「スシローへようこそ。何をお手伝いしますか」と答えた。客は「来店受付」と告げ、声だけで予約を済ませて店に向かった――。

 回転ずしチェーン店「スシロー」を運営するあきんどスシローは2019年5月13日、ほぼ全店に当たる約520店でAI相手にいつでも好きなときに声だけで来店予約できる無人システムを稼働させた。新システムは声で予約するので、運転中など手が離せない状況でも使いやすい。事前に来店予約することで、店頭での受付も省ける。入店できるまでの待ち時間の目安も事前に分かるため、客は時間を有効に使える。

 「長い待ち時間はどのお客さまでも嫌なもの。無駄に待たせず、利便性を高めることで、ほかの外食企業との差異化につなげる」。新システムの狙いについて、あきんどスシローの親会社であるスシローグローバルホールディングス(GH)の坂口豊情報システム室長はこう説明する。

(写真提供:あきんどスシロー)
[画像のクリックで拡大表示]

AWSで柔軟にキャパシティー変更

 新システムで来店予約する際の処理の流れは次の通りだ。まずGoogleアシスタントが「スシローつないで」など特定の音声を検知すると、利用者のスマホ上に、今からすぐに来店する予約を意味する「来店受付」や「いつもの店舗登録」といった選択肢を表示する。

図 Googleアシスタントを使った来店予約システムの流れ
AIに話しかければ予約が完了(写真提供:あきんどスシロー)
[画像のクリックで拡大表示]
(画像提供:あきんどスシロー)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら