勝手にLINEを連絡ツールにしてしまう

 先ほど述べた通り、若い世代はメールよりもLINEやSNSのダイレクトメールで連絡を取り合っている。

 業務では、さすがにSNSのダイレクトメールを使って連絡することはないだろうが、LINEを業務連絡ツールに使ってしまう社員がいても不思議ではない。「風邪を引いてしまったため、本日休ませていただきます」と、会社に電話やメールで連絡するのではなく、LINEで同僚に連絡してくる新入社員も珍しくない。

 筆者の知人が勤務する会社では、部署内の若手社員が勝手にLINEグループを作成して、連絡ツールとして利用し始めてしまったという。業務連絡用として、部署内のメーリングリストやチャットツールが導入されているにもかかわらずである。

 こうなると、常識の問題に加えて個人のスマートフォンを許可なく業務用にも利用する「勝手BYOD(Bring Your Own Device)」問題が起こりかねない。勝手BYODのリスクについては後日改めて解説するが、情報漏洩につながるリスクがある。こうした事故が起こる前に、業務で使う連絡ツールは会社や部署で認めているものに限るということを念押ししておこう。

LINEを業務連絡ツールに利用したり、勝手にLINEグループを立ち上げたりする社員も出かねない
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岡本 ゆかり(おかもと ゆかり)
筑波大学卒業後、日経BP社に入社。「日経クリック」「日経PC21」の編集部を経てフリーに。PCやスマートフォンなどの機器、Webサービスなどの活用術を得意分野とする。趣味はF1とWRC(世界ラリー選手権)の観戦。