米国のベンチャー企業のTetraVueは、汎用のCMOSイメージセンサーを使ってカメラ並みの高分解能の距離画像を得られるLiDAR(Light Detection and Ranging)を開発している(図1)。

図1 イメージセンサーと組み合わせたLiDAR
米TetraVue社は、イメージセンサーの受光部に汎用CMOSセンサーを使えるLiDARを開発中である。測距には、LiDARで一般的なToF方式を使わない。上は同社のデモの様子。左下は試作機。右下は自動車への搭載を意識して、車室内のバックミラーの裏に設置することを想定したモックアップ。いずれも「CES 2018」で日経エレクトロニクスが撮影。
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 2018年に試作したデモ機には約200万画素のCMOSイメージセンサーを利用しており、距離画像の分解能はカメラとそん色がないレベルだ。試作機では25フレーム/秒での撮像が可能であり、ほぼリアルタイムで距離画像を得られる。撮像可能な距離は「仕様上は最大80mだが(実際には)130mまで検知できる」(同社)。将来的に200mまで長距離化する計画がある。

 同社の技術では、波長が800nm台と可視光に近い近赤外光パルスを、既存のフラッシュ型LiDARと同様に検知範囲へ照射し、反射波をイメージセンサーで受光する。画素ごとに反射波の到達時間を計測して距離画像を得る。到達時間は独自の光学機構を組み合わせて計測するという。

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