米Metawaveは、メタマテリアル技術をアンテナに適用する技術を開発中だ(図1)。米Xeroxの研究開発子会社PARCの研究者がスピンアウトしたベンチャー企業である。

図1 フェーズドアレーより小型低消費電力のビームアンテナを利用
米Metawave社のアンテナは、独自構造によってミリ波の振る舞いを制御してビームフォーミングを実現する。一般的なフェーズドアレーよりも小型で低消費電力にできるという。取り込んだ信号をAIで解析し、人や車などに分類する。(図と写真:同社)
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 水平120度の視野角を300mの遠方まで認識できる。分解能については明らかにしていないようだが、同社が作成した技術紹介ビデオによると、セダンかSUVかといった車両の種類の識別が可能であり、1~2度レベルの分解能をもつ能力がありそうだ。識別の学習にはAI(人工知能)を活用するとしている。

 ビームフォーミングには、レーダーで一般的なフェーズドアレー技術を使わず、メタマテリアルを応用している。メタマテリアルは、波長よりも十分に小さい寸法の構造を規則的に形成することで波の振る舞いを制御可能にした材料である。

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