「世界中の知識を共有し、その知識を広め深めること」をコンセプトとして2009年にスタートした米国の知識共有プラットフォーム「Quora(クオーラ)」。現在は17言語で展開、月間ユニークビジター数が全世界で3億人を超えるまでに成長しており、米国ではオバマ元大統領やヒラリー・クリントン氏なども参加する知識人向けのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)として存在感を持っている。日本語版は2017年11月に提供開始、2019年3月にはプログラミング言語Rubyの開発者として知られるまつもとゆきひろ氏が参加するなど、新しモノ好きのテック系エンジニアを中心に盛り上がりつつあるところだ。2019年4月末に来日した米Quora創業者兼CEOのアダム・ディアンジェロ氏に、ネットサービスなどに詳しいGMOインターネット社長室付き特務担当の世永 玲生氏と共に、インタビューした(聞き手=GMOインターネット 世永 玲生、日経 xTECH 山田 剛良、構成=安蔵 靖志)

アダム・ディアンジェロ氏(Adam D’Angelo)
米Quora共同創業者兼CEO(最高経営責任者)。カリフォルニア工科大学在学中の2004年からエンジニアとして米Facebookに参画。プラットフォームチームを統率し、ニュースフィードの初期インフラや第1世代の広告ターゲティングシステムとデリバリーシステムの構築に携わった。2006年11月にFacebookのCTO(最高技術責任者)に就任。新製品開発や技術チームを主導し、Facebookのシステム構成やインフラの戦略立案を担当、その後の急成長の基礎を作った。2008年6月にFacebookを離れ、準備期間を経て2009年6月にQuoraを設立した。高校在学時代の2001年にアメリカンコンピューティングオリンピックで8位入賞、2002年国際情報オリンピックで銀メダル授賞の実績がある。カリフォルニア工科大学コンピューターサイエンス学士。人工知能(AI)研究の非営利団体米OpenAIの取締役会メンバー。(写真:日経 xTECH)
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 まず、Quoraを米国で立ち上げた経緯から聞いてみた。ディアンジェロ氏は次のように話し始めた。

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