USB Promoter Groupは2019年3月、機器間インターフェース「USB」の次世代仕様「USB4」の仕様を策定中であることを明らかにした。実に約10年ぶりの世代更新となる。注目すべきはそのスペックだけではない。USBで強まる米アップル(Apple)の影響力だ。それはType-Cコネクターの登場から始まった。本連載ではType- CからUSB4までの進化とその糸を操るアップルの動きを振り返る。

新型MacBook
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新型MacBookのUSB Type-Cコネクター
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 USBの新しいコネクター「Type-C」対応製品がここにきて次々と発表されている。話題の中心にあるのが、米Apple(アップル)が2015年4月10日に発売する、Type-Cコネクター採用の新型ノートパソコン「MacBook」である。

 半導体製品では、米Cypress Semiconductorが、Type-Cに向けた制御ICの第2世代品を発表した(発表資料)。実装面積3.3mm2 の小さなパッケージ(WLCSP)に封止しており、Type-Cコネクターを搭載したUSBケーブルでの利用を主に想定している。周辺機器では、例えばLaCie社がType-Cコネクター採用の外付けHDDを発表した(発表資料)。

 Type-Cは、携帯機器に向けた小型のコネクター仕様である。表裏どちらでも挿入できる「リバーシブル」対応であること、最大データ伝送速度が10Gビット/秒と高速な「USB 3.1」に対応すること、最大100Wを給電できる「USB Power Delivery Specification(USB PD)」に対応することなどが特徴だ。

 Type-Cコネクターは、USBの信号だけでなく、Display Port(DP)やPCI Express(PCIe)のデータ信号をやり取りできる。このときの動作モードの切り替えなどに、制御ICを利用する (関連記事)。

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