2019年7月中旬に実施した技術士第二次試験の筆記試験の出題と解答ポイントを紹介している。選択科目II-2の道路とトンネル、選択科目Ⅲのコンクリートと都市計画について見ていこう。

2.選択科目II-2

 道路II-2の出題を以下に示す。

(資料:日本技術士会)
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解答のポイント(道路II-2-1)

 出題文にある「生活道路」という視点で解答すること。

  1. 調査・検討すべき項目と内容
    • 道路幾何:生活道路の平面・縦断線形、幅員など
    • 通過交通:交通量など
    • 事故発生可能性:プローブデータによる危険個所の特定
  2. 手順、留意点、工夫点
    • 手順:調査→分析、検討→対策箇所の特定→対策方法の決定→実施→モニタリング→フィードバック
    • 留意点:生活者の移動を可能な限り確保する
    • 工夫点:プローブデータ情報を十分に分析し、通過交通を排除するように工夫する。場合によっては可搬式のハンプなどを活用する
  3. 調整方法
    • 生活者に内容、方法、デメリットなどを具体的に説明する

解答のポイント(道路II-2-2)

 橋梁の工程管理に特化して記述する。

  1. 調査・検討すべき項目と内容
    • 橋梁形式:工程に影響する下部工の数と形式、位置など
    • 上部工の架設方法:クレーンの設置場所、ベントの設置場所、送り出しの所要時間など
    • 資機材の搬出入路、施工ヤード:上部工の長尺物の搬入路、クレーンの搬入路、施工ヤードの位置・広さなど
  2. 手順、留意点、工夫点
    • 手順:調査→分析、検討、協議→橋梁形式の特定→施工方法の決定
    • 留意点:クリティカルパスが最短な工法を選定する。跨線部の架設可能時間や河川断面の阻害を防ぐことなど
    • 工夫点:上部工架設が可能な範囲でなるべく径間を広げて下部工数を減らす
  3. 調整方法
    • 河川管理者、鉄道管理者と綿密な協議を行い、工程が停滞しないようにする

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