2019年2月にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル業界で世界最大級の展示会「MWC19 Barcelona」。メイン会場のFira Gran Viaには世界中の携帯電話事業者や装置ベンダー、端末ベンダーなどが集結。多数のブースや講演、セミナーが設けられ、多くの来場者でにぎわった。

 日本企業の中でとりわけ目立っていたのは、子会社の楽天モバイルネットワークを通じて2019年10月に携帯電話サービスを始める楽天だ。ブースで基地局などを展示したほか、パートナーを招いたセッションや記者会見を開催。基調講演にも登場して存在感を放った。

ブース内のイベントで携帯電話ネットワークについて解説する楽天の三木谷浩史会長兼社長
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MWC19のブースではパートナー企業を招いたセッションも開催された
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他社と異なる新しいアプローチを強調

 MWC19の基調講演に登壇した三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「4Gと5Gのネットワークを構築する全く新しいアプローチをお見せしたい」とあいさつ。「新しいコンセプト」や「伝統的なネットワークとは異なる」といった点を何度も強調しながら、同社が構築中の携帯電話ネットワークを紹介した。

 さらに三木谷氏は伝統的な携帯電話ネットワークについて、どのように構築されてきて内部で何が起こっているか分からないと指摘。「正直に言うと、インターネットの世界から来た私にはスパゲティのように見える」と評した。そして「我々が成し遂げたのは、インターネット技術を用いて5Gのデバイスがつながるようにするという極めてシンプルなことだ」と力を込めた。

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