スマホは相変わらず多くのメーカーから新機種が投入されているが、百社百様というよりはむしろ右へ倣えの傾向が見られる。ダブルレンズ、トリプルレンズのカメラがいい例だ。1社が背面を金属にすれば一斉に金属になり、その後ガラスが流行すると片っ端からガラスボディーになった。ディスプレーの狭額縁化もそうで、ほぼ同様の時期に同じようなスタイルになっていった。

 そんな、どこか代わり映えしないスマホの中で、異彩を放っているのが、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」だ。ディスプレーの長さがひときわ目を引き、店頭でも目立っている。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3キャリアが販売している。

 ソニーモバイルはAndroidスマホにおいて長らく国内シェア1位を維持していたが、2017年度と2018年度はシャープにその位置を譲っている(MM総研が発表している調査結果による)。Xperia 1は果たして、復活の起爆剤となるのだろうか。そして、どのようなユーザーにとって“買い”なのだろうか。

ソニーモバイルコミュニケーションズのフラグシップスマホ「Xperia 1」
(撮影:アバンギャルド、以下特に記載がないものは同じ)
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美しいボディーにすてきなカラー、特にグレーは秀逸

 Xperia 1の完成度は非常に高く、実物を見ると欲しくなる人が多いのではないだろうか。僕もその1人だ。本体カラーはブラック、ホワイト、グレー、パープルの4色を用意しており、このうちどのカラーを扱っているかはキャリアによって異なる。カラーは、普通に考えれば無難なブラックかホワイトを選ぶはずで、テッキーな人はXperiaでよく採用されていて他社には少ないパープルを選びそうだ。

 僕は今回のレビューでグレーを試用した。グレーはauだけでラインアップされているカラーだ。ソニーモバイルコミュニケーションズ 商品企画部門UX商品企画部コンセプト企画課の浅野将治氏は、「グレーは、新しいカラーとデザインに取り組み、新しい提案として用意したカラーだ」と話す。

ソニーモバイルコミュニケーションズ 商品企画部門UX商品企画部コンセプト企画課の浅野将治氏
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 このグレーはシルバーではなく、本当の灰色なのがすてきだと思う。このあでやかな美しさは、ガラスの背面にうっすらとフィルムを蒸着することで、金属っぽさを加えていることで実現している。ホワイト以外は蒸着処理をしているという。さらに、サイドのフレーム部分の仕上げも色によって変えている。すごいこだわりの仕上げに脱帽だ。実際に見てもシックな色合いで非常に美しい。おしゃれ好きな人に向いていると思う。

背面はゴリラガラス(Gorilla Glass)を採用しており非常に美しい
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あでやかな色合いは、ガラスにフィルムを蒸着することで実現している
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フレームの仕上げはカラーによって違っている
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