「ThinkPad X1 Carbon」の2019年モデルが2019年6月に登場した。14インチ画面を持つ、中国Lenovo(レノボ)のノートPCにおけるフラッグシップ機だ。

 実は、2017年モデルから2018年モデルへの進化は、とても細かな点にとどまっていた。本体はほとんど変わらなかったのだ。だが2019年モデルは、フルモデルチェンジを遂げている。より薄く、軽くなったわけだが、ThinkPad X1 Carbonを複数台買い続け愛用してきた僕にとっては、ちょっとがっかりしたポイントもある。

 そこで同年7月、最新モデルの特徴や注目点に関する疑問を製品担当者にぶつけてきた。その回答を交えつつ、ThinkPad X1 Carbon最新モデルの良いと思ったポイントやがっかりしたポイントを整理して、買いかどうかを考えてみたい。

2019年にフルモデルチェンジしたThinkPad X1 Carbon
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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本体は微妙に薄く、軽くなった

 まずは、気になる本体のサイズなどをチェックしていこう。違いは次のようになっている。

  • 2018年モデル:幅323.5×奥行き217.1×厚さ15.95ミリ、1.13キロ
  • 2019年モデル:幅323×奥行き217×厚さ14.95ミリ、1.09キロ

 本体は幅が0.5ミリ、奥行きが0.1ミリ、厚さが1ミリ、それぞれ短くなっている。重さは40グラム軽くなった。わずかに小型化、軽量化したという感じだ。見た目はほとんど違わないのだが、全体の大きさは変わっているので、やはりフルモデルチェンジなのだ。

 面白いのが、2018年モデルと並べてみると最厚部分は確かに薄くなっているのだが、手前下がりになっている最薄部分は逆に厚くなっている。これは一体なぜだろう。

奥の部分は1ミリほど薄くなっている。左側のシルバーカラーのほうが2018年モデル
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手前部分はやや厚くなった
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 「2018年モデルはThinkPad X1 CarbonとThinkPad X1 Yogaで基板(マザーボード部分)は別々だったが、2019年モデルでは同一の基板になった。その関係で、最新モデルはThinkPad X1 Yogaに似たきょう体に変わっている」(レノボ・ジャパン コマーシャル製品事業部 ノートブック担当 吉原敦子氏)。ThinkPad X1 Yogaは手前部分にペンが入る構造になっているので、ThinkPad X1 Carbonも同じような構造になったのだ。

 並べて比べないと分からない程度の違いなので、この外観の変化に気づかない人は多いかもしれない。形状は変わったが小型化、軽量化はできているし、持ってみて違和感もないので、個人的にここは気にならない。

レノボ・ジャパン コマーシャル製品事業部 ノートブック担当 吉原敦子氏
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