サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」でも歌われた、江の島にほど近い神奈川県藤沢市に、住民のくらしの快適性にこだわったスマートシティがある。パナソニック(当時は松下電器産業)の藤沢工場跡地を活用した「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」だ。

湘南の海が近いFujisawa SST
手前がFujisawa SST。奥に江の島が見える(写真:FujisawaSST協議会)
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 Fujisawa SSTのプロジェクトは、パナソニックと藤沢市が中心になってスタートし、現在では東京ガス、NTT東日本、電通、三井不動産グループなど民間企業18社などが共同で街づくりを進めており、各種の実証実験が行われている。住民はモニターとして先進的なサービスをいち早く体験できたりする。この参加型スマートシティは、約30坪の建売住宅が約5000万~6000万円と、近隣より高い価格設定ながら、“意識が高い”層に人気で、既に建築済みの550戸が完売間近という。

 このFujisawa SSTの一角に、「住めば自ずと美しくなれる家」というコンセプトを掲げる“近未来型”の住宅がある。FINE COURTブランドの住宅を扱う三井不動産レジデンシャルとパナソニック、生活調査などを手掛ける東京ガス 都市生活研究所の3社が共同で開発した「Future Co-Creation FINE COURT II」である。

「Future Co-Creation FINE COURT II」のモデルハウス
価格は30坪で5500万円とのこと。太陽光発電システムとLiイオン蓄電池、エネファーム(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)、エネルギーマネジメントシステムなどが標準装備されている(撮影:日経 xTECH)
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 当然、美しく健康になるためには良質な睡眠が不可欠であり、この住宅にはパナソニックが開発した睡眠環境サポートシステムが導入されている(関連記事「パナソニック、データと協業で個々人に合った『最高の睡眠』提供へ」)。Fujisawa SSTでは「快眠サポーター」としてモニターを募り、2018年夏から実証実験を行っている。

エアコンはもちろんパナソニック製
Fujisawa SSTの住宅は、寝室用エアコンとしてパナソニック製品を装備している。だからこそ、エアコンを使った寝室環境の実証実験が容易に実施できるというわけだ(撮影:日経 xTECH)
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