2019年5月31日から6月2日にかけて、横浜市のパシフィコ横浜で「快適睡眠づくりフェア」が開催された。快適な睡眠を得るための寝具や空間作り、快眠をサポートする製品などが一堂に会する日本初の展示会である。展示会場にはテクノロジーで睡眠をサポートする「スリープテック」のコーナーもあり、さまざまな製品やサービスが展示されていた。ここではスリープテック関連の展示品を紹介する。

20時間連続使用できる、睡眠時用「デジタル耳栓」

 まずは、選考委員による審査と来場者の注目度の高さから選考された「快眠アワード」受賞の「QuietOn Sleep」から紹介しよう。

快適睡眠づくりフェアのクワイエットオンリミテッドのブース(写真:安蔵 靖志、以下同)
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 QuietOn Sleepはアクティブノイズキャンセリング(マイクから拾った音と逆位相の音を流すことで、周囲の環境音を消す技術)を搭載する“デジタル耳栓”だ。もともとは歯科治療機器を使用する際に発するノイズを軽減して難聴を防ぐ、歯科医や歯科技工士向けのデジタル耳栓として開発した「QuietOn」を、睡眠時に利用できるように改良したものだ。

 QuietOnからサイズを約40%小型化したほか、テスト音を睡眠向けになくした。ノイズキャンセリングモードだけでなく、耳栓を着けたまま周囲の環境音を聞くヒアリングモードも新たに搭載した。イヤホン機能はないが、約20時間の連続使用が可能だ。2019年内に発売予定で、価格は2万円前後としている。

「QuietOn Sleep」は完全ワイヤレスイヤホン型のデバイスで、アクティブノイズキャンセリングによって周囲の環境音を低減させる“デジタル耳栓”だ
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耳にすっぽり収まるサイズを実現している
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 デジタル耳栓製品としてはキングジムの「デジタル耳せん MM1000」などもあるが、こちらはイヤホンと本体が別体のため睡眠時には利用できない。睡眠時用の製品としてはボーズの「NOISE-MASKING SLEEPBUDS」などもあるが、こちらは同社が得意とするアクティブノイズキャンセリング機能は搭載しておらず、内蔵のヒーリングサウンドでノイズをマスクする(覆いかぶせる)というものなので、こちらともまた違うユニークな製品だ。

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