2019年4月、東京駅にほど近いオフィス街に、「もっとよい眠りを」をコンセプトにしたホテルがオープンした。阪急阪神第一ホテルグループの「レム東京京橋」だ。レムという名称は、もちろん「レム睡眠」から取っている。

眠りにこだわるホテル「レム」
睡眠に特化することで、コンパクトでも付加価値の高い部屋を用意する。写真は「レム東京京橋」の1室(撮影:日経 xTECH)
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 上質の装備や快適なサービス・・・・・。ホテル業界における競争軸はこれらが中心だが、顧客の視点からは「良い睡眠」が取れるかどうかは重要なポイントである。ホテルに宿泊する際、環境の変化や移動の疲れなどで睡眠の質が下がることも珍しくないからだ。

 阪急阪神第一ホテルが展開する「レムシリーズ」では、原点に立ち返って顧客が良い睡眠を取れるようにするための設備を用意している。例えば、疲れを取ってから眠れるよう、全室にマッサージチェアを完備する。雨のように降り注いで疲れを癒やす効果がある「レインシャワー」も全室に設置している。

就寝前にマッサージチェアでリラックス
マッサージチェアは全室完備。部屋によってはソファが省かれている(撮影:日経 xTECH)
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 そしてレム東京京橋では、ツインルームの1室に“眠りの自動運転”をうたうパラマウントベッドの「Active Sleep」シリーズの3製品を導入している。センサーを内蔵し、ユーザーを一晩中見守って眠りやすい姿勢を維持してくれる最先端のベッドである。

 「自動運転」と聞けば、日経 xTECH編集部が黙っているわけにはいかない。すぐさま、最新鋭の睡眠環境の体験取材を決行しようと、部内屈指の逸材を送り込んだ。2018年、大いに話題になった「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の評価で大活躍をした、“わがままボディ”が自慢のM記者である(関連記事)。

 M記者は期待の若手で、連日夜遅くまで仕事をしているせいか、日中には時折居眠りをする姿が目撃されている。本人は寝付きの良さには自信を持っているが、睡眠には問題を抱えているようだ。活動量デバイスで睡眠を計測すると睡眠時間はかなり短く、その質も良くない。迷惑をするのは周囲だが、いびきの大きさには定評がある。

 こんなM記者の睡眠を改善してくれるのか。そして、もっとすっきりした頭で原稿をバリバリ書いてくれるようになるのか。編集部は大きな期待をかけて彼をレム東京京橋に送り込んだ。

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