Fast&Slow / PIXTA
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 「日々忙しくて睡眠時間が短く、いつも眠い」「毎日、仕事中に寝てしまう」「海外へ出張に行くと時差ボケで体調を崩す」――。こんな睡眠に関する悩みは、誰もが1度は経験しているだろう。特に日本は寝不足が蓄積された「睡眠負債」大国との調査結果もある。

 日経 xTECHが2018年11月に行った読者調査では、6割のエンジニアが睡眠不足を感じているとの結果が出た(「エンジニアの睡眠不足は深刻、独自調査結果に専門家が警鐘」)。働き方改革で生産性を高めたい企業にとっても、従業員の睡眠は仕事の効率やメンタル的な問題に直結するなど、大きな悩みの種だ。

 こんな‟国民的な悩み“であるのに、これまで睡眠対策については個々人にとって適切なものがなかった。深刻な場合は医療機関に頼るしかないが、そうでない場合は「睡眠に問題を抱えているけれどどうしたらいいか分からない」のが実情だった。不眠対策として認知行動療法に基づき入眠時刻や起床時刻などを記録する「睡眠日誌」は以前からあったものの、手間がかかることもありそれほど普及しなかった。

 そうした状況が、いよいよ「スリープテック」によって劇的に変わる。ウエアラブル機器などを使った睡眠データの計測が一般化したことで、コツコツとためられた“睡眠ビッグデータ”とその解析を元にした新ビジネスが動き出しているのだ。最大のポイントは「個々人に合った睡眠対策」を、誰でも簡単に受けられるようになることだ。データを活用して睡眠状態を分析し、その結果から何らかの制御を加えることで‟積極的な眠り“に変える方向へと進化しつつある。

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