EMS(電子機器製造サービス)のユー・エム・シー・エレクトロニクス東莞工場〔三和盛電子制品(東莞)有限公司〕は、同社のマザー工場として、生産技術を開発・改良して自らに適用するとともに、日本国内を含めた他の工場に生産技術を展開する役割を担う(図1)。自動装置やAGV(自動搬送車)、治工具、からくりを応用してワークを扱う装置、部品トレーなどを自ら設計、製造する取り組みを推進している。

図1 UMCエレクトロニクス東莞工場
法人名は三和盛電子制品(東莞)有限公司。広東省東莞市鳳崗鎮に所在する。設立は2004年12月、延べ床面積/3万m2、従業員/4677人で車載機器、産業機械用機器を生産する。(写真:UMCエレクトロニクス)
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 自動化を進める上でのポイントの1つは、所在地の作業者が使いやすい装置にすることという。操作がやや難しい装置でも使いこなせる作業者が多いか、簡単に操作できる装置にしないと作業者に負荷をかけすぎてしまわないか、などを見極めて工程、設備の機能、操作法などを設計する必要がある。

 UMCエレクトロニクス東莞工場はこのような方針に基づいて自動化装置の開発設計を進めるとともに、作業者の適性を見極めて適切に配置し、育成していく取り組みを進めている。専門の施設「教育センター」を設け、新しく加わった作業者の適性を検査し、実際の工場ラインを模した設備で訓練を施し、合格者をラインへ送り出す(図2)。

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図2 教育センターの室内
新人作業者の教育を担う施設。左写真の手前右が適性を検査するコーナー。右写真は手前がビデオでの教育、奥が実ラインを模したテストのコーナー(写真:UMCエレクトロニクス)

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