1万リットルの巨大培養槽で作るバイオ医薬品、中外製薬工業の宇都宮工場

2019/06/05 05:00
河合 基伸=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 中外製薬は生産子会社である中外製薬工業の宇都宮工場を報道機関向けに公開した。JR宇都宮駅から車で30分ほどの場所にある宇都宮工場は、遺伝子組み換えや細胞培養といったバイオテクノロジー(生物学的技術)を活用して作る「バイオ医薬品」の主力工場の1つ。医薬品を安定して製造するために、1万リットルと巨大な培養槽に各種センサーを組み込むなど、エレクトロニクス技術を駆使している。

中外製薬の生産子会社である中外製薬工業の宇都宮工場
(撮影:日経 xTECH)
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 医療用医薬品には大きく分けて、バイオテクノロジーを活用するバイオ医薬品と、化学合成によって作る「化学合成(低分子)医薬品」がある。中外製薬の2018年度の売上高構成比率はバイオ医薬品が約6割、化学合成(低分子)医薬品が約4割だった。

中外製薬はバイオ医薬品が約6割(撮影:日経 xTECH)
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 宇都宮工場は1990年に日本初の本格的バイオ医薬品の生産拠点として誕生した。南北約500メートル、東西約250メートルの敷地に、8つの建物が配置されている。中外製薬はバイオ医薬品の生産に必要な培養槽を約13万リットル保有しており、このうち宇都宮工場には約8万リットル分の培養槽がある。

8つの建物を配置
(撮影:日経 xTECH)
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