「戦後史のピークの1つである1987年の国鉄解体から10年をかけて生み出されたJR建築。巨大な吹き抜けに内包された階段状のボリュームは、○○○の自邸をそのまま拡大したような構成。時代の変わり目に介入し、実現した奇跡の建築」(藤村龍至氏・東京芸術大学美術学部建築科准教授、RFA主宰)

アトリウム(中央コンコース)に続く大階段。分かりますか?(写真:吉田 誠)
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 ○○○の部分には、昭和・平成をけん引したある建築家の名前が入る。「梅田スカイビル」(1993年竣工)も設計した建築家と言えば、お分かりだろうか。

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 発行が目前の書籍「検証 平成建築史」(2019年4月1日発行予定、内藤廣+日経アーキテクチュア著)のための企画として、「平成の10大建築」を選定した。建築分野のキーパーソン20人に「私の平成建築10選」を挙げてもらい、その得票数で「平成の10大建築」を選定した(20人の顔ぶれはこちらを参照)。その結果をひと足先に、カウントダウン形式でお伝えしている。

 5回目の今回紹介するのは、同数4位の「京都駅ビル」である。原広司氏率いるアトリエ・ファイ建築研究所の設計で1997年に完成した。

平成の10大建築─4位
(6票獲得した同数4位が3件)
京都駅ビル
設計:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
竣工:1997年7月

京都駅ビルを北東方向から見下ろす。右上に大階段 が見える。手前側にも大階段がある。以下の写真は竣工直後に撮影(写真:三島 叡)
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 建築ジャーナリストの磯達雄氏に、この建築の見どころをリポートしてもらう。

(ここまで宮沢洋=日経アーキテクチュア編集長、以降は磯達雄=建築ジャーナリスト)

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