著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは…。

 2019年8月第3週の注目ニュースは3件。最初は、米テキサスで発生したランサムウエア被害を取り上げる。

市の運用先が不正侵入被害、行政機能に影響(8月16日)

 米テキサス州の情報資源局(DIR)は、州内20以上の市が一斉にランサムウエア被害を受けたと発表した。

米テキサスのDIRが州内で同時発生したランサムウエア被害を報告
(出所:テキサスDIR)

 被害を受けた市では、出生届の提出や水道料金の支払いなどができなくなった。ただし、テキサス州のシステムやネットワークは今回の攻撃による影響を受けていないとしている。

 DIRは、すべての被害は単一の攻撃者によるものと断定。復旧作業を優先するとして、攻撃の手口を明らかにしていない。

 米公共ラジオ局(NPR)によれば、被害を受けた市の1つであるキーン市の市長が、「複数の市が利用していたマネージドサービスプロバイダー(MSP)が不正侵入被害を受けた」とコメントしたとしている。MSPは、ITシステムの運用や保守のサービスを提供する事業者。

 DIRは、数日おきに被害状況などの情報を更新。2019年8月20日時点で被害を受けた市の4分の1が復旧フェーズもしくは回復した状態にあるとしている。

https://dir.texas.gov/View-About-DIR/Article-Detail.aspx?id=206

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