著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のセキュリティーインシデントとシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは…。

 2019年2月中旬注目のセキュリティーインシデントとシステムトラブルは3件。最初は、相次いで拡散される不適切動画を取り上げる。

発掘された不適切動画、無関係な店舗への風評被害も(2月12日)

 飲食チェーンやコンビニエンスストアで撮影された不適切な行為の動画(不適切動画)が次々とSNSで公開され、運営元である企業が謝罪に追い込まれている。1月21日に投稿された牛丼チェーン「すき家」の従業員の不適切動画を皮切りに、2月16日までに17件の不適切動画を確認できた。

(出所:江戸一)
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 しかし不適切動画の多くは、この期間に撮影・公開された動画ではない。数カ月以上前に公開された動画を、第三者が今回の騒動に乗じて改めて拡散したものだ。こういった「発掘」と呼ばれる行為が活発になっているのは、テレビや新聞で不適切動画の報道が過熱化しているからだろう。

 不適切動画の多くは、InstagramやTikTokといったSNSに投稿されている。店員がアイスケースに入るなど、4、5年前に多数見つかった不適切な行為は、そのほとんどがTwitterに写真や文章で投稿された。

 公開された不適切動画を基に、動画内の人物や店舗を特定する行為も過熱化している。中には、全く関係のない店舗が「不適切行為が行われた場所」と拡散されるケースも見つかった。その一つである「すたみな太郎」は、動画に写っている店は当社ではないとするニュースリリースを運営元が発表している。

http://t-stamina.jp/news/12094.html

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