KDDI(au)は2019年8月5日、中国ファーウェイ(華為技術)製スマホの最新機種「HUAWEI P30 lite Premium」を8月8日に発売すると発表した。KDDI系のUQコミュニケーションズも「HUAWEI P30 lite」を8月8日に発売する。

ファーウェイ製スマホ「P30」シリーズ。時期未定の延期から一転、KDDIが発売を発表。ソフトバンクも近く発売すると示唆した
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 KDDIは夏商戦向けのスマホ8機種の1つとしてP30 lite Premiumを2019年5月13日に発表。当初は5月下旬の発売を予定していたが、ファーウェイへの製品輸出などを禁じる米国政府の措置を受けて発売を延期していた。

 同社は改めて発売を決めた経緯について、「端末のセキュリティーアップデート、グーグル製アプリの提供とそのアップデートについてファーウェイに確認した結果、お客さまに迷惑がかからない形で提供されると確認できたため」(広報)としている。

 KDDIはP30 lite Premiumの価格(税込み)について当初4万3200円としていたが、「販売戦略の見直し」(広報)で3万2400円に値下げした。一方、当初予定していた予約者などを対象とするキャンペーンは中止としている。

 KDDIの高橋誠社長は2019年8月1日の決算説明会で、発売延期に伴い在庫として保有していたP30 lite Premiumを6月末までに減損処理したと明かしていた。そのうえで高橋社長は同製品の発売について、「売らないかどうかは各所と詰めている。お客さまに迷惑がかからないという確証が取れれば、良い端末なので売っていきたい」と語っていた。

 ファーウェイのP30シリーズを巡っては、NTTドコモが「HUAWEI P30 Pro HW-02L」、ソフトバンク(ワイモバイル)が「HUAWEI P30 lite」について、KDDIと同様に夏商戦向けのスマホとして発表したものの、発売を延期。その後、米国政府がファーウェイへの制裁を一部緩和する姿勢に転じたことなどを受け、格安スマホ大手のインターネットイニシアティブ(IIJ)が2019年7月2日にP30シリーズを発売したが、大手3社は依然として発売を見合わせていた。

 ソフトバンクの宮内謙社長は2019年8月5日の決算説明会で「当初はOSのアップデートができなくなるなどの懸念があったが、そうした懸念が緩和されたため我々も発売する方針だ」とコメントした。NTTドコモは「影響の確認を検討しており、発売は未定」(広報)としている。