中国ファーウェイ(華為技術、Huawei Technologies)が台頭した要因の1つとして、コスト競争力の高さが挙げられる。ファーウェイのコスト競争力については、中国政府による補助金の存在を指摘する声もあるが、そのような外部要因だけでは同社の長年にわたる成長を説明できない。例えば、4G基地局は世界市場で高いシェアを握る。同社のコスト競争力を支えているのは、トヨタ自動車を源流とする生産技術である。

 その生産技術を磨く重要な場となっているのが、中国広東省東莞市にあるファーウェイの松山湖工場だ。ここで、自社のスマートフォンを作っている。同社はほとんどのハードウエア製品について外部のEMS(電子機器の受託生産サービス)事業者に生産委託しているが、生産技術の継続的な改善のために一部の製品は内製している。スマートフォンの場合は最新機種が内製の対象で、現在は同社の上位機種「Mate 20 Pro」が中心である。内製比率は、全体の1割程度だという。

「Mate 20 Pro」
ファーウェイのスマートフォンでは上位機種に相当する。(出所:ファーウェイ)

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