「本当に日々持ち運べるモバイルノートだ」。今から23年前の1996年4月に東芝(当時)が発売した「Libretto(リブレット) 20」を見たときに、当時のPCユーザーの多くはこう感じたことだろう。

 1996年(平成8年)と言えば、任天堂が「NINTENDO64」を発売した年である。ゲーム機という意味では、この年に発売されて社会現象となった「たまごっち」(バンダイ)を思い出す人もいるかもしれない。

 当時のノートPCは、A4サイズで3~4キロが当たり前。モバイル用途を想定したB5サイズの「サブノート」でも2キロ程度はあった。そんな中、840グラムでVHSビデオカセットに近い210×115×34ミリというサイズで登場したLibretto 20は、大きなインパクトを与えた。

 Libretto 20は超小型、超軽量でありながら、Windows 95を搭載しており、きちんと動作した。1995年11月に国内で発売され、社会現象にもなったWindows 95が、半年もたたないうちに片手でも持てるほどのミニノートに搭載され、場所を問わずに使えるようになったのだ。多くのモバイルユーザーが「できたらいいな」と思っていたことを、現実のものとしたのがLibretto 20だった。

 価格(税別)は、アプリケーションなしで17万8000円、アプリケーションありで19万8000円だった。安くはないが、どうしても欲しい人ならば手が出せる価格設定だったと言える。

東芝が1996年に発売した「Libretto 20」
(出所:Dynabook)
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