6回目となった大阪の建築公開イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」(通称、イケフェス大阪)が2019年10月26、27日に開催された。イケフェス大阪は、新旧様々な建物の、普段は入れない内部を見学でき、建物によってはオーナーや専門家の案内も受けられるというイベントだ。前回の2018年は計113件の建物と、延べ約4万3000人が参加。大阪の秋のイベントとして確実に定着している。

19年のガイドブックは水色の表紙。参加者はこれを手に建物を見て回る。写真は大阪ガスビルで、参加建物は黄緑色のバナーを掲げている(写真:長井 美暁)
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 19年は参加施設数が一気に増えて169件に。さらに、これまでの開催実績により、建築公開イベントの国際的なネットワークである「オープンハウス・ワールドワイド」への加盟が認められ、イベントの英語名が「Open House Osaka」になった。世界では47番目、アジアではマカオに次いで2番目、日本では初めての加盟だ。

水色のガイドブックを持つ人を見かけると、自然とイケフェス大阪の参加者であるという仲間意識を抱く(写真:長井 美暁)
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 19年のイケフェス大阪で目玉となった企画の1つが、安井建築設計事務所、東畑建築事務所、日本設計、日建設計、久米設計、遠藤克彦建築研究所による連携企画「セッケイ・ロード」だ。6社は北船場の高麗橋通りから東西に延びる1本の道路沿いに事務所を構えている。この事実に気づいたのは、実は日経アーキテクチュアの宮沢洋編集長で、18年のイケフェス大阪のリポート記事のなかで「セッケイ・ロード」と名付けた(「 “セッケイ・ロード”の大手設計事務所がイケフェスで出し物を競う」)。それをきっかけとして19年は、宮沢編集長が描いた似顔絵による「社長似顔絵スタンプラリー」が行われた。併せて、各社共通の「設計事務所スタッフが紹介する私のこの一冊!」も実施された。

スタンプを4個以上集めた各日先着100人には、記念の缶バッジ(写真右下)のプレゼントがあった。筆者は6社を制覇したものの、プレゼントは早々に配布終了。悲しみに暮れていたところ、久米設計の桐山晋一氏が譲ってくれた。ありがとうございました!(写真:長井 美暁)
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 スタンプラリーは興味を持ってもらうきっかけであり、主役は各社独自の展示。設計事務所がどんな仕事をしているのか、設計とはどういうものかを少しでも知ってもらおうと、それぞれが知恵を絞った。その内容を、セッケイ・ロードの西から東の順に、各社の設計により大阪で進行中(一部、京都)のプロジェクトの紹介を交えてお伝えする。

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