建築家の坂茂氏が設計した「スイートヴィラ」(建設中)に泊まり、同じく建築家の石上純也氏が手掛けたランドスケープ「水庭」(2018年6月に完成)を眺め、散歩する──。そんな体験ができる日が20年夏にやって来る。現在、栃木県那須町で工事が進行中だ。19年10月9日に、建設中のヴィラと併設するガーデンレストランの敷地が報道陣に公開された。

坂茂氏が設計している「スイートヴィラ」15棟(写真左)が、石上純也氏の設計で18年6月に完成したランドスケープ「水庭」(写真右)の目の前にできる。写真はその模型(写真:日経アーキテクチュア)
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 このプロジェクトは、既にあるアートレジデンス(アートビオトープ那須、宿泊施設兼レストラン)と水庭に加えて、20年7月にスイートヴィラとガーデンレストランを整え、新生ボタニカルガーデン「アートビオトープ」として運営していくものだ。

 事業主はマンション開発などを手掛けるタカラレーベン(東京・千代田)と、アートビオトープ那須を運営しているニキシモ(東京・千代田)の2社。新たに建設するスイートヴィラの設計は坂茂建築設計(東京・世田谷)、施工は八光建設(福島県郡山市)が手掛ける。

 15棟あるスイートヴィラ「天と地」は、高低差が6mほどある緩やかな傾斜に沿って独立して立つ。全て木造の平屋で、延べ面積は1棟平均で60m2ほどになる予定だ。ヴィラの前と後ろを小川が流れており、「川や風の音が聞こえてくる空間をつくりたい」と坂氏は語る。

 そこでヴィラには大きく外に張り出した、奥行きが3mあるテラスを設ける。ここを「アウトドアリビング」と位置付けて、自然を眺めながら食事などができるようにする。

スイートヴィラのスケッチ。張り出した屋根の下に、奥行き3mのテラスがある(資料:坂茂建築設計)
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スイートヴィラの模型。大開口やテラス、バスルームなどを確認できる(写真:日経アーキテクチュア)
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スートヴィラのパース(資料:タカラレーベン)
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 完全な露天風呂ではないが、テラスにはバスルームも配置する。「テラスは部屋と約5.4mの大開口でつながる計画だ」(坂茂建築設計の丸山真史氏)。

坂茂建築設計の丸山真史氏。19年10月9日に開かれた報道関係者への公開日に坂氏は姿を見せず、代わりにビデオメッセージが届いた(写真:日経アーキテクチュア)
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