米アップル(Apple)のiPhoneのCPUとGPU、NPUは、クルマで例えるならエンジンやターボチャージャー、スーパーチャージャーといった動力系に当たる。これらに対して、フレームやサスペンションに当たる要素がメモリーとストレージである。動力系に見合った足回りが無ければまともに動作しないのは、クルマもスマートフォンも同じだ。

広帯域のメモリーインターフェースが強み

 iPhoneのメモリー容量は初代が128Mバイト、最新機種でも4Gバイト程度だ。DRAMをベースとしたメモリーで、初期は「eDRAM(特殊な埋め込みDRAM)」、最近はPCでも使われる「LPDDR4」などが採用されている。

歴代iPhoneのメモリー容量
アップルはiPhoneのメモリー容量を公開していないが、ベンチマークソフトなどで確認や推測が可能だ
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 一般的なPCと違い、iPhoneのメモリーはSoCとしてプロセッサーと統合されている。CPUやGPUのように同じ半導体(ダイ)の上にあるわけではなく、別チップを1パッケージに収め、CPUやGPUなどのプロセッサーと直接データをやり取りできるように接続している。これはAndroidでも変わらない。スマートフォンを分解して内部を見てもメモリーチップは基板の上に見当たらないはずだ。

 容量はA11(iPhone 8世代)で一時的にやや減ったが、あとは世代ごとに同等もしくは増加している。容量が同じでも、例えばiPhoneからiPhone 3GやiPhone 5からiPhone 5sへの世代交代ではメモリーの種類が変わり、メモリーインターフェースの転送速度が増加している。

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