北海道北広島市大曲並木3丁目地区では、大曲川沿いの15戸が、2018年9月の北海道胆振東部地震が引き起こした擁壁の倒壊によって全壊した〔写真1〕。現地では、地盤ごと約1.5m下に動いた住宅(以下住宅A)や、地盤改良に用いていたコンクリート杭が損傷した住宅などが見つかった〔写真2、3〕。

〔写真1〕川沿いの不適格擁壁が崩壊
著しい被害が発生した北海道北広島市大曲並木3丁目地区の造成地を、札幌市側から望む。手前を流れるのが大曲川。崩れた擁壁は間地石の上に増し積みしていた。既存不適格の状態だ(写真:日経ホームビルダー)
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〔写真2〕元の地盤から約1.5m沈下
左側は地区内で最も大きく沈下した築25年の住宅A。ベタ基礎と布基礎を併用していた。沈下した地盤の中から、造成時に埋め殺しにしていた間地石積み擁壁が姿を現した(写真:日経ホームビルダー)
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〔写真3〕コンクリート杭で沈下を防ぐ
写真2の右側の住宅は、長さ7m前後、直径200mmのコンクリート杭で地盤補強しており、建物は水平を保った(写真:日経ホームビルダー)
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