日経 xTECHのバーチャル記者「黒須もあ(β)」がついに現場へ飛び出した! 8月中旬に開かれたフードテックのイベント「スマートキッチン・サミット・ジャパン(SKSJ)2019」(2019年8月8~9日、東京ミッドタウン日比谷)を動画で現地リポートします。

 今年で第3回となる本イベントは、2日間で40もの討論セッションが開催され、世界中から多くの専門家が招かれていました。日本からも、ソニーやパナソニックなどの大手家電メーカーや、国内の注目スタートアップの代表者が登壇。参加者と積極的に議論をしていたのが印象的でした。

会場はほぼ満席。約500人の参加者がフードテックの未来を議論しました。
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 フードテックは文字通り「フード×テック」でデジタルテクノロジーなどを使って「食」を改善していく新しい事業を指し、ここ数年世界中で注目を浴びている新しい事業分野です。「よく分からない」という人は黒須もあ(β)が以前に動画で解説していますのでご覧ください。

濃密なセッションや展示ブース

 基調講演セッションに引き続き、このイベントのオーガナイザーでもあるシグマクシスの田中宏隆さんが登壇しました。田中さんは2018年の世界におけるフードテックの投資規模が5年前の15倍にあたる75億ドル、日本円で7900億円に達しており、この分野への活発な投資状況などを説明しました。

2018年の世界におけるフードテックの投資規模は5年前の15倍にあたる75億ドル、日本円で7900億円に達したという。
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 続いて田中さんはフードテックに投資する日本人投資家である木塚健太さんと松本浩平さんを壇上に招き、国内のフードテックの現状と今後について意見を交わしました。3人は国内のフードテックの状況が先行する欧米の3~4年遅れであること、今後市場が活性化するには「シンボリックなエグジット事例が必要」(松本さん)との見方で一致していました。

国内のフードテック市場は世界に比べて3~4年遅れており、まだまだこれからという段階にあるという。
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IoTオムライスの製作実演や超冷凍アイスデザートを展示

 今回のイベントでは展示ブースも設けられました。国内企業ではパナソニックやクックパットが出展。クックパットはインターネットでレシピと家電を連動させて、おいしいオムライスを作るデモを見せていました。ちょっとハプニングもあったけど、とってもおいしそうでした。

IoT家電などを駆使したクックパットの調理デモ、ちょっとハプニングが……
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 虹のようにカラフルなクレープを焼くロボット「Q」を出品したのは大手自動車メーカーを辞めて起業した森啓史さん率いるモリロボです。

モリロボ代表取締役の森啓史さんは、クレープロボット「Q」を開発するために、大手自動車メーカーを辞めて起業した経歴を持っています。
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 通常なら廃棄される規格外の果物を独自の冷凍技術で「カチカチなのに柔らかい」というユニークなデザートに仕立てて提供するデイブレイクのHenoHenoの展示もありました。もあは残念ながら試食のチャンスを逃してしまいましたけど。

超おいしそうだったのに試食を逃したデイブレイクの「HenoHeno」。新食感の冷凍果物アイスです。
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