百花繚乱のスマートフォン。店頭にはたくさんの機種が並び、どれを選べばよいか悩むもの。せっかく購入したスマホが遅い、あるいは画面が暗いなどの理由で買い直す人もいる。そこで本特集では、間違った選択をしないためのポイントを解説する。

 今回は、スマホを末永く使う上で気になる処理性能を見ていく。店頭やネット通販ではなかなか分からない項目だ。筆者は各機種の処理性能を把握するために、スマホアプリを使ったベンチマークテストを実施した。その計測値を参考にしつつ、体感上の処理速度も紹介していこう。低価格モデルとは言え、予想以上にスペックの差は大きかった。

 指紋センサーや顔認証などでロックを解除する生体認証機能も比較する。恐らく毎日複数回使うことになる機能なので、こちらも重要だ。使い勝手が良くないと、ストレスがたまることになりかねない。例えば、指紋センサーは単に搭載されているだけでなく、使い勝手の良い位置にあるかどうかもポイントとなる。

 比較したのは前回までと同じ6機種。HUAWEI Mate 20 lite、OPPO R17 Neo、HUAWEI P20 lite、AQUOS sense2、moto g6、ZenFone Max M1だ。

6機種のベンチマークスコアと指紋センサーの位置
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処理性能比較は「文句なし」から「やや苦しい」まで様々

 Webブラウジングや写真撮影などのよくある用途では、どのモデルも基本的に「動作が重い」あるいは「遅い」と感じることはなかった。だが、スマホは使い続けると、だんだんと性能に不満を覚えるようになるものだ。数年が経過すると、アプリの高度化・多機能化やOSのアップデートなどによってCPUパワーやメモリーをより多く消費するようになり、その結果、動作が重くなるからである。

 各機種の性能を理解するための参考資料として、ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」による測定値を紹介する。測定結果は文句なし、及第点、やや厳しいに大別できる。順に見ていこう。

HUAWEI Mate 20 lite、OPPO R17 Neo:文句なし

 HUAWEI Mate 20 liteとOPPO R17 Neoは、3万円台後半で販売されており、6機種の中では高価な部類に入る。それだけあって、性能も文句なしだ。普通に使っても快適だし、ゲームもある程度は楽しめるはずだ。

 ベンチマークの結果を10万円クラスの高級機種と比較すると、半分程度のスコアとなる。重いゲームを快適にプレーしたいなら、そもそもこの価格帯ではパワー不足だ。

 両機種ともスコアは13万点台。これは十分に立派で、1~2年前の上位モデルにも匹敵する数値である。

HUAWEI Mate 20 liteのベンチマーク結果
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OPPO R17 Neoのベンチマーク結果
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