今回は、技術士第二次試験で課題解決能力が問われる選択科目IIIについて、設問様式とそれに沿った答案構成例を紹介する。選択科目IIIで問われる概念や内容は、「社会的な変化・技術に関係する最新の状況」と「共通する普遍的な問題」に分かれる。選択科目IIと同様に、国土交通省の政策にヒントが隠されているケースが多い。効率的な検索を心掛けよう。(日経コンストラクション)

5Doors’代表
堀 与志男

1.選択科目IIIの解答方法

(1)IIIで問われる能力

 前回は、選択科目IIの解答方法について説明した。今回は選択科目IIIの解答方法の説明だ。

 2018年度の技術士第二次試験受験案内にあるように、「選択科目III」は、受験者の選択した科目に関する課題解決能力を問うものであり、2問から1問を選択し、2時間以内に答案用紙3枚に記述する。

 「選択科目II」と比べれば、同じ時間内で書く文量が少なくて済むので、時間的な余裕がある(図1)。

図1■選択科目の筆記試験の内容
表のキャプション
試験科目 試験内容 配点 解答時間
I 必須科目 「技術部門」全般にわたる専門知識
択一式 20問出題・15問選択解答
30 1時間30分
(午前10時~午前11時30分)
II 選択科目 「選択科目」に関する専門知識および応用能力
記述式 600字×4枚以内
40 2時間
(午後0時30分~午後2時30分)
III 選択科目 「選択科目」に関する課題解決能力
記述式 600字×3枚以内
40 2時間
(午後3時~午後5時)

 II-2と同様に、設問様式は選択科目ごとにほぼ固定されているので、問題文にある小問構成をそのまま答案に採用すればよく、答案の構成に悩む必要はない。

 その基本は、(1)から(3)までの3つの小問構成である。唯一「土質及び基礎」は2つの小問構成だが、3つの小問構成の選択科目と同じ内容の記述を求めている。実際は、3小問構成の選択科目と問われる内容は変わらない。

 つまり、どの選択科目も、小問の数や順序に関係なく、課題と解決策を必ず問われる。

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