今号から、技術士第二次試験の筆記試験の記述式論文対策を解説する。「専門知識及び応用能力」を問う選択科目IIでは近年、時事的な出題が目立つ。特に実際に展開された国土交通政策は、問題として取り上げられやすい。自らの専門科目に関連する審議会の動向は、必ず押さえるようにしよう。(日経コンストラクション)

5Doors’代表
堀 与志男

1.論文試験の内容

 技術士第二次試験の総合技術監理部門を除く技術部門では、選択科目の筆記試験が記述式で実施される。選択問題には、「専門知識及び応用能力」を問う問題IIと「課題解決能力」を問う問題IIIの2種類がある(図1)。

図1■選択科目ごとの試験概要
科目 問題の種類 出題数 解答問題数 解答枚数 解答時間 配点
選択科目II 専門知識 4問 2問 2枚(1枚/問) 2時間 40点
専門知識・応用能力 2問 1問 2枚
選択科目III 課題解決能力 2問 1問 3枚 2時間 40点

 記述式論文の出題テーマと国土交通政策には、密接な関係がある。今回はその関連を解き明かしつつ、2時間で4枚の原稿を埋めなければならない選択科目IIの解答作成術などを主に示していく。

 選択科目IIに関しては、多くの受験者から「問題を選んでじっくり考える時間的な余裕がほとんどない」という声を聞く。そのため、解答する問題の選択は、即断・即決で進めたい。

 スピーディーに問題を選択するためには、選択科目IIの受験対策を確実に行っておく必要がある。

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