設定変更でサービスチャネルを変える

 Windows 10 ProやWindows 10 Enterpriseでは、設定を変更することで大型アップデートの適用を遅らせることができる。

 「設定」の「更新とセキュリティ」を開き、「Windows Update」の項目にある「詳細オプション」に「更新プログラムをいつインストールするかを選択する」という項目がある。初期設定は、大型アップデートを即時適用する「半期チャネル(対象指定)」だが、「半期チャネル」に切り替えると大型アップデートの適用が4カ月後になる。

 「機能更新プログラム」の数値を0から変更すると、「4カ月+(設定した日数)」分だけ、大型アップデートの適用を延期できる。この日数は最大365日まで設定できるので、最大4カ月+365日間、大型アップデートの適用を延期できることになる。

Windows 10 ProやWindows 10 Enterpriseの設定にある、「更新プログラムをいつインストールするかを選択する」で、大型アップデートの適用方法を変更できる
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「半期チャネル」に設定すると、機能更新プログラム(新機能の追加が中心)は最大365日、品質更新プログラムは30日、更新を延期できる
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大型アップデートのサポート期間は要注意

 大型アップデートのサポート期間の考え方は複雑だ。使用するWindows 10のエディションや大型アップデートの提供開始時期などによって変わってくるからである。

 まずエディションは、Windows 10 HomeやWindows 10 Pro、Windows 10 Pro for Workstationは、大型アップデートのリリース日から18カ月、サポートを受けられる。例えば、Windows 10 October 2018 Updateの場合、不具合の修正から提供を再開した2018年11月13日が提供日となるため、サポートの終了は2020年5月12日までとなる。

 一方、Windows 10 EnterpriseやWindows 10 Educationなどは、春の大型アップデートは18カ月間、秋の大型アップデートは30カ月となる。Windows 10 October 2018 Updateの場合は、30カ月サポートを受けられるので、終了日は2021年5月11日となる。

 Windows 10 Enterprise LTSCやWindows 10 IoT Enterprise LTSCは、サポート期間が長い。通常は約5年、延長サポートを追加すると最大約10年となる。例えば、Windows 10 Enterprise LTSC 2019やWindows 10 IoT Enterprise LTSC 2019の場合、サポート終了日が2024年1月9日、延長サポート終了日が2029年1月9日となる。ただし前述の通り、大型アップデートは適用されず、サポート終了後は新たにライセンスを購入する形となる。

各エディションのサポート終了日は「Windows ライフサイクルのファクト シート」ページで確認できる
(出所:日本マイクロソフト)
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田代 祥吾(たしろ しょうご)
PC周辺機器メーカーから日経WinPC編集部を経て、現在はフリーランスライターとして活動。日経PC21や日経パソコンなどで記事を執筆している。得意ジャンルはパソコンやスマートフォン、自動車、アキバ系サブカルチャーなど。