沖縄県が2016~17年度に実施した法面保護工事で、設計ミスによって完成後に風化が急速に進み、一部で崩壊していたことが分かった。土質調査の結果が現況と異なっていたのに、設計を改めずに施工していた。

法面保護工の概念図
(資料:会計検査院)
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 不具合があったのは、県が南城市吉富地区に貯水池を新設するために施工した法面保護工。高さ4.3~11.7m、延長54.9mにわたる切り土法面の安定性を確保するため、プレキャストコンクリート製の枠を設置し、その枠内に中詰め材として栗石や粗石などを並べる開放型の保護工を施した。

 県は、この法面保護工を日本道路協会の「道路土工―切土工・斜面安定工指針」(以下、指針)に基づいて設計。地山の土質については、切り土工事の前に実施した土質調査の結果から、琉球石灰岩と想定していた。

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