鳥取県南部町が2013~14年度に整備した堰堤(えんてい)と護岸で設計ミスがあり、いずれも根入れの深さが不足した。当初設計で想定した基礎地盤の位置が間違っていたことが原因だ。護岸の一部では洗掘が進んでいる。

堤体と下流側護岸の断面図
(資料:会計検査院)
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 ミスがあったのは、堰堤や取水口などから成る「頭首工」と護岸の工事だ。町は、あごうじ地区にある頭首工が豪雨で被災したため、頭首工の堰堤(延長4.3m)を元の場所から16.6m上流に移設。併せて、移設した堰堤の上流と下流それぞれの河岸にブロック積み護岸を整備した。護岸の延長は左右両岸合わせて上流側が20m、下流側が32.2m。

 町が設計に当たって準拠した農林水産省監修の「農地・農業用施設・海岸等災害復旧事業の復旧工法2005年版」は、堰堤底面とブロック積み護岸の基礎部底面それぞれの河床からの深さ(以下、根入れ深さ)について、流水による洗掘などの影響を考慮して決めなければならないとしている。

 また、基礎地盤の土質が軟岩である場合は、根入れ深さを50cm以上確保したうえで堰堤底面と護岸基礎部底面を、それぞれ基礎地盤と一体化させるよう求めている。

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