手のひらサイズの実用的なモバイルPCとして人気の中国GPDテクノロジー(GPD Technology)「GPD Pocket 2」。約500gの重さにIntel Core m3プロセッサーと7型のタッチパネル液晶ディスプレー、各種USBポートやmicroSDカードスロットを収めた1台だ。1カ月ほど持ち運んで使用したが、今では据え置きの超小型PCとして使うようになってしまった。

中国GPDテクノロジー(GPD Technology)の小型ノートPC「GPD Pocket 2」
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 GPD Pocket 2は、2018年11月にクラウドファンディングの出資者に向けて出荷が始まった製品だ。2017年6月出荷の初代機「GPD Pocket」の後継で、性能が控えめなAtom系CPUコアを搭載する初代機のCPUをCore i系のCore m3プロセッサーに切り替えた。メイン機として使えるだけの性能を持ち、普段は外部ディスプレーを接続して小型デスクトップPCとして使い、必要に応じて持ち出す、といった使い方が可能になる。

 性能を上げた代償として、起動直後から冷却ファンが騒音を発する。小口径ファンの高速回転特有のかなり耳障りな音だ。これだけなら初代機のGPD Pocketと同様だが、GPD Pocket 2では冷却ファンの回転数を抑える「静音モード」を用意している。

 GPD Pocket 2のキーボードを見渡すと、最上段にファンのアイコンをあしらった静音モード専用の切り替えボタンがある。キーボード最上段はパッド型のポインティングデバイスや輝度や音量などを調節する機能キーが占めているが、見慣れない換気扇のようなアイコンが異彩を放っている。

GPD Pocket 2のキーボード部
最上段にハードウエアキーを用意する。左から3つ目が静音モードの切り替えボタン。なおキー刻印が英字配列である一方で、日本語配列の時に有効になる全角/半角キーを搭載。キーコードはバッククオート(`)キーと同じで、ただでさえ面積が限られたGPD Pocket 2では不満が残る
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 静音モードの効果は抜群だ。静音モードボタンを押した途端に耳障りな冷却ファンの回転音が収まり、ほぼ無音になる。初代GPD Pocketはファンコントロール用のソフトウエアである程度はファンの回転数を制御できたものの、静かさを実感できるほどには落とせない。それがGPD Pocket 2では、ボタンひとつで瞬時に切り替えられる上に、不安になるほど静粛性が高くなる。