(写真:sunny/PIXTA)
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 最近の新聞、テレビ番組ではマイクロプラスチックに関連するニュースがひんぱんに報じられている。その発端の1つは、ウミガメの鼻にプラスチックストローが刺さった映像がSNSやネットで拡散されたことであろう。プラスチックごみが海洋生物を害すると危惧する視点からの情報であったようだ。しかし、この視点はマイクロプラスチック問題の核心からはズレていると言わざるを得ない。

 海洋へ流出したプラスチックごみ(海洋ごみ、マリンリッター)が波風などで細かく粉砕されマイクロプラスチック化し、海鳥や魚の内臓に詰まっている映像も報道されている。一連の情報に素早く反応した米スターバックス、米マクドナルド、米ハイアットホテルズ、オランダ・イケア、すかいらーくホールディングスなどの企業が非分解プラスチックの使用中止と生分解性素材への順次切り替えを表明している。

 これらの動きにより、多くの人々がプラスチックごみの海洋流出に大きな関心を寄せるようになったのは事実であり、必ずしも悪いとはいえない。しかし残念ながら、問題の核心からのズレを正確に指摘した記事やニュースは極めて限定的である。

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